産後脱毛症とは?教えてはしもとさん!
今回は産後脱毛症のお話し。
初めて出産を迎えるママは不安だらけ。
そんな出産に髪の毛の話が入ってきます。
『産後脱毛症』(さんごだつもうしょう)です。
妊娠・出産を経験した女性の約7割が産後脱毛症になるそうです。
その名の通り出産後、約3ヶ月ほど経つと髪が抜けていく現象です。
これはホルモンバランスの変化が関係しています。
女性は妊娠すると、体内での女性ホルモンの分泌量が上昇します。
妊娠後期になればなるほど分泌量は増え、出産前後あたりがピークと言われています。
女性ホルモンには2種類存在し、女性らしく成長させるエストロゲン(卵胞ホルモン)と妊娠を継続するためのプロゲステロン(黄体ホルモン)が内在しています。
妊娠前ではこの2種類のホルモンが整理周期に沿ってバランスよく分泌されるのですが、妊娠するとプロゲステロンの分泌量が大幅に増加します。
プロゲステロンには妊娠状態を継続させるために体温を上昇させる効果ああるほかに、毛髪の成長を促す作用もあります。
妊娠約28週目辺りからこのプロゲステロンの働きにより毛周期の変化が表れ、抜け落ちてしまうはずの髪が抜けずに成長し続けます。
そして出産を迎え、赤ちゃんを産み終えた女性はホルモンバランスが正常に戻ってきます。
そうするといままで抜けるサイクルが止まっていた髪の毛が一気に抜けてしまうというわけです。
赤ちゃんを守るための神秘的な副作用といったところでしょうか。
抜けた髪の毛はまた生えてきますので、そのまま放置して大丈夫です。
時間が経てば目立たなくなるでしょう。
まれなケースですが、そのまま生えてこない状態になることもあります。 もしも改善がみられない場合は医師の判断で治療を受けてください。
参考になればと思います。
【プロフィール】
橋元リョウイチ
原宿にある美容室「VIRGO」スタイリスト
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